経験と研究を生かして独自のコンセプトで楽器を製作しています。
一昔前と比べて量産楽器は楽器製作技術の進歩で素晴らしい性能の物も多くなりました。研究により理想的な寸法もある程度定まり、機械化によって製作の安定感もあります。
それとは別に個人製作楽器というのは製作者のコンセプトが独自にあり、製作者の経験と思考によって変化しながら一本一本と楽器に反映されていきます。時には手を止めて考え、時には今後の事を考え実験的なことをする製作者もいます。
コストパフォーマンスでは量産楽器にはとても敵いませんが、手間をかけて製作することで量産楽器にはない特徴を作り出し、理想の楽器を追求しています。
私は自分のコンセプトとして
・華やかで明るい音色
・レスポンスの良さ
・弾きやすく身体に負担がこない
ということを研究して製作しています。
修理などの都合上、数年に1本くらいの製作にはなるかと思いますがご興味のある方は是非弾いてみてください。
洋梨型、または瓢箪型と呼ばれているシェイプ。古い楽器をコピーしたモデルではなく、輪郭は独自で思うようにデザインしたモデル。
表板厚めに作っており、反応良く芯のある音が特徴。
2021年 お客様にお買い上げいただきました
◆仕様◆
弦長 105cm
表板長 111.5cm
アッパーバウツ 48.7cm
ミドルバウツ 37.3cm
ロウワーバウツ 68.7cm